ワンワールド特典航空券 ブリティッシュエアウェイズ ヘルシンキ - ロンドン [BA 799]

はじめに

 はい、今回はワンワールド特典航空券での2便目の、ブリティッシュエアウェイズのヘルシンキ - ロンドン [BA799]について書いていきます。


基本情報

 ・搭乗日 2019年2月24日

発着地HEL - LHR
運航会社British airways
便名BA 799
機材A320
 座席クラスEconomy
 運航データ24 Feb 2019 17:00  24 Feb 2019 18:15  

飛行時間3h15m


搭乗記

ヘルシンキ ヴァンター国際空港


 ヘルシンキで1泊した後、中央駅から空港行きの列車に乗って移動します。海外の駅は大きな駅でも自動改札はおろか改札すら無いとこも多々あります。でも駅の入り口などに自動券売機が設置されてあるので、乗車する前に予めチケットを購入する必要があります。今回は行き帰りとも乗務員さんによる車内改札はありませんでしたが、時と場合に依ってはチケットを提示する必要があると思いますので、間違っても無賃乗車にならないようご注意ください。

 車内は広々としていて、自転車を立てかけるスペースがある車両もあります。外から見て大きく自転車のマークが描かれています。あと気づいたのはベビーカーが日本のものと比べて1.5倍くらい大きいということ。恐らくですが、電車もそんなに混まないため、大きなベビーカーでも全然邪魔にならず周りの人も快適に利用できます。


こちらが空港に行く列車。かと思いました。


同じホームの奥の方に別の列車が止まっていて、そちらが空港に行くようです。フィンランド語は全く読めませんが、スーツケースを持った人が少し慌てて出てきて、奥の方に行ったので付いて行きました。結果正解でした。にしても紛らわしいです。まあ多分手前の列車もその次に発車して無事に空港に連れていってくれる気はします。

今回の旅行では現地SIMなどを購入しなかったため、ホテルや空港、大きな駅以外では事前に読み込んであるGoogle MapsとGPSによる位置情報を頼りに野生の勘で旅行していました。ヨーロッパなどは公共交通が十分に発達しているためそれほど困りませんでしたが、特に南米などでは正直道に迷うことも何度かありました。
因みにヘルシンキ中央駅には無料Wifiは無く、探し回った結果、大通りを渡った建物の1階のカフェで無料Wifiが使え、休憩ついでに利用することができました。


道に迷ったらスーツケースを持った旅行客を参考にする。

これ大事です。


こちらが正解。乗車するとすぐに発車しました。ラッキー。
人の大きさと比較しても大きな列車であることが分かります。


無事に空港に到着です。大きくて速いのかと思いきや、結構ゆっくり各停でおよそ40分?くらいでした。


フィンランドの国旗です。こうやってみると寒い地域の国って感じが伝わってきますね。


世界各地に就航しています。



ワンワールド特典航空券の発券後の予約変更について


今回のフライトはエコノミークラスです。ビジネスクラスの特典航空券を発券したのですが、出発の3カ月くらい前にどうしても日程を1週間遅くする必要が出てきてしまって、最初の便の香港 - ヘルシンキヘルシンキ - ロンドンの2便の日程を変更しました。この時、香港発のフィンエアーにはビジネスクラスの空席が複数ありましたが、ヘルシンキ発のロンドン行きの便にはビジネスクラスの空席が全くなかったため、元々のビジネスでの予約をキャンセルし、日程だけ変更してエコノミークラスで予約を取り直しました。

ただ、ヨーロッパ内のビジネスクラスというのは、エコノミークラスと基本的にそこまで変わりありません。なぜかというと、エコノミークラスでは3人で座るべき席に、真ん中を空席にして2人で座ることによってスペースを確保する座席だからです。

なので、もちろん機材や航路にも依りますが、基本的にヨーロッパ内のビジネスクラスの座席はエコノミークラスと大差無いというのが本当の所です。初めからそれを知っていたため、苦労してビジネスで予約した便をエコノミーに変更することにはそんなに抵抗はありませんでした。というかそれしか選択肢が無かったですね。

2018年の年末にJALに直接電話して予約を変更してもらいました。僕の場合は特典航空券の予約を全て電話で行いました。でも嬉しい?ことに2018年12月19日からワンワールド特典航空券の予約・発券を全てネット上で行えるようになりました。電話で発券する場合には別途手数料が3000円程度必要だったのが、無料になったのは大きいと思います。ま、そんなに何回も特典航空券で旅行しないですけどね。

またJALに電話して既に発券している航空券を変更する場合には確か予約変更に係る手数料を請求されるはずなんですが、今回電話した際には「今回の予約変更には手数料が掛かりません」と言われ、よくわからないまま終わりました。

さらに、予約の規定に”日程の変更のみ可能です”とあるため、同じブリティッシュエアウェイズで予約を取り直したのですが、ビジネスからエコノミーに変更されたこと、便名(時間)が変更されたことによって、前もって支払った諸税86,100円のうち、何故か12,960円の返金がありました。結果、得をした感じでした。

今回の経験から分かったことは、


・フィンエアーは半年前でも2カ月前でもビジネスクラスに複数の空席がある
・ただし、東京 - ヘルシンキ便など、日本から直接ヘルシンキに飛ぶ便は満席
・なので香港 - ヘルシンキが狙い目

追加で言うと、今回のように急な予約変更がある際にも香港 - ヘルシンキ便は空席に余裕があるため、ビジネスの予約が取りやすい


ということです。

香港 - ヘルシンキ便に限らず、香港発の便の特典航空券の空席枠は日本発の便と比較して格段に多いため、多少の出費があっても一度日本から香港に出ることで、マイルを使ったお得な旅行を楽しむことができると思います。

ついでに言うと、日本と香港を結ぶピーチは頻繁にセールを行っており、往復で航空券を購入すると帰りの運賃は10円のような期間限定セールを見つけることができます。ただ、運賃が10円なだけであって、空港税などの諸税は含まれておらず、預け入れ荷物にも追加料金が発生しますのでご注意ください。また予約を変更する場合は別途変更手数料と、運賃の差額を請求されます。LCCはぱっと見安いんですが、安い運賃だと予約の変更さえできないこともありますので、やはり、初めからJALなどのレガシーキャリアを利用するのが賢明かも知れません。ま、時と場合に依りますね。


コメントが長くなりましたが、元に戻ります。


こちらはフィンエアーのラウンジ。ヘルシンキの空港にはフィンエアーのラウンジが2か所あり、シェンゲン協定加盟国線を利用する場合とシェンゲン協定非加盟国線を利用する際で利用できるラウンジが違います。

非常にざっくり言うと、ヨーロッパ内を移動するならシェンゲン協定加盟国線の利用なので、いわゆる国内線チックなラウンジ。アジアなどヨーロッパ以外の場所に飛ぶ場合には国際線に対応するラウンジ。

フィンエアーのラウンジでは、ラウンジ内で食事をする際の食器類などはほとんどマリメッコ製となっており、マリメッコが好きな人には堪らないデザインや内装になっています。僕自身も楽しみにしていたのですが、夕方のピーク時間帯に他社航空会社を利用する際のフィンエアーのラウンジ利用規定は思ったより厳しく、入室を断られてしまいました。なので、フィンエアーのラウンジを利用したい方は、たとえワンワールドのステータスを持っていても、フィンランド航空を利用するようにしてください。今回の場合でもヘルシンキ - ロンドン・ヒースロー便はフィンエアーも沢山飛ばしているため、そちらを選択することも可能でした。残念。

また、シェンゲン協定非加盟国側のラウンジにはサウナがある(あった)ことで有名で、フィンランド式サウナを体験できます。しかし2019年4月現在は改装中で2019年6月までにリニューアルオープンする予定です。サウナも恐らく再開すると思うのですが、ちらっと見たところ、6月の再開の際に利用できるか探しきれませんでした。また分かり次第追記したいと思います。来年中にはぜひリトライしたいです。


この記事を書く際に調べていると、フィンエアーのラウンジは凄く混むらしいので、改装後は少し余裕ができるといいですね。


オブジェがいい感じです。


空港の中にはフィンランドらしく、ムーミンショップがあります。僕が見つけた限り、2店舗はありました。


そんなに見つめられてもね。


お店の入り口にはこの2人。心なしかスナフキンの目が虚ろ??


マリメッコのショップ。こちらも2か所あり、この写真にある店舗の方が大きく、品揃えもいいです。また、ヘルシンキの中心部から地下鉄で15分くらい行った場所にマリメッコの本社があり、そこに併設されたアウトレットではさらに沢山の品揃えの中から、お手頃な価格でお買い物をすることができます。僕はそちらでお土産を買って帰りました。


コップなどの食器類。こんなデザインに囲まれながら食卓を囲むのもいいですね。蛍光灯の光ではなく、キャンドルやランプの光が似合いそうです。海外のお店でディナーをする際の照明はキャンドルなど自然に近い光が多い気がします。


先ほどフィンエアーのラウンジの入室を断られてしまったため、本来割り当てられているブリティッシュエアウェイズのラウンジへとやってきました。このラウンジの場所が少し分かり辛くて、一度行き過ぎて戻ってきてもまだ分からないという高難易度の場所にありました。

ゲートへ向かう途中に免税店があるのですが、そのちょうど中間辺りの向かって左手にラウンジの入り口があります。僕はゲートの近くで商品のサンプルを配っている人に聞いて何とかたどり着きました。本当に分かり辛いのでぜひご参考に。


こちらがブリティッシュエアウェイズのラウンジ、「almost @ home」です。その名の通り、まるで家にいるかの様な雰囲気になっています笑。どんな感じやろー?と結構期待していたのですが、中に入ると人、人、人。ここはJALなどのワンワールド系のラウンジにもなっており、夕方の混み合う時間帯は座るところが本当に1席もないような状態でした。

ラウンジの雰囲気も本当にアットホームな感じで、なんやったら家でした。これがイギリスの家かーって感じです。まあ、そこまででは無いんですが、今まで訪れたラウンジの中で一番他人の家感が強いラウンジでした。中のスペースが小さいこともあり、正直あまりおすすめできるものではありません。


で、何とか確保した席で軽い夕ご飯です。料理や飲み物などは他のラウンジと比較してそこまで悪いものではなかったのでご安心ください。


ラウンジの中にあるシャワールームです。

この日は朝から結構ハードに観光していたため、搭乗前にシャワーを浴びたいなーと思っていました。それでラウンジに入って一番最初にシャワールームを探したのですが、一瞬でラウンジの行き止まりになってしまい、それらしい場所を見つけることができませんでした。で少し諦めていたのですが、スマホで検索したところ、このラウンジにもシャワールームがある!と書かれていたので、ダメ元で受付の方に聞くと、「ちょっと待ってて」と言われ、何の変哲もないドアを開けて奥を見るとそこにありました。

今までに訪れたラウンジでは、トイレの近くにシャワールームがあるのが一般的で、分かりやすいような案内もされていたのですが、まさか何も書かれていないとは思いませんでした。何だったら受付にも何の案内もなく、シャワールームがあることを知った上で受付の人に確認して扉を開けてもらうという利用方法でした。

ラウンジの中にはシャワールームがこの1つしかなく、前に利用客がいる場合、待たなければなりません。そもそも、夕方の時間帯でごった返しているので、「シャワールームがあります」と案内を出すと、永遠に順番が回ってこない状況になると思います。なので逆に助かりました。僕が出たすぐ後に男性の方が「シャワーはありますか?」と聞いていたので、やはり知る人ぞ知るなのでしょう。恐らくお客さんの殆どは存在すら知らないと思います。


無事シャワーを浴びてすっきりしたところで搭乗の時間となりました。


エコノミークラスなので、機内はこんな感じです。


安全のしおりもくたくたです。代わってあげたい笑。


狭くもなく、広くもなく。まあまあ快適です。


窓の外に目をやると、


マリメッコの塗装がされた飛行機が。日本にも沢山飛んできてほしいですね。


ヘルシンキを飛び立ってすぐ。小さい入り江は多分水面が凍っています。寒そうですね。


順調にロンドンへと飛行します。


ロンドンはヒースロー空港に到着しました。すっかり日が暮れてしまいましたね。


空港から市内までは高速鉄道でおよそ15分。この距離と比較すると成田や関空は不便な立地だと実感します。


もちろん切符もクレジットカードで購入することができ、現地通貨が無くてもとりあえず市内に出ることができます。


ヒースローエクスプレスが入ってきました。


電車の中には大きな荷物を邪魔にならないように置いておくスペースがあります。非常に助かりますね。新幹線などにもできれはこの様なスペースを設けてもらいたいです。


車内はこんな感じです。無料Wifiが飛んでいて、市内に着いてからの予定が立てられます。


ヒースローエクスプレスの終着駅のパディントン駅に到着しました。これぞ海外の駅って感じでいいですね。


切符はペラペラで、自動改札もどことなくアナログです。この点では日本の鉄道システムはハイクオリティーだと実感しました。


まとめ


ということで、無事にロンドンに到着しました。

北欧を旅行していて思うのは、その国の人たちは大人しいというか、どことなく日本的な落ち着きを感じる気がします。社会として余裕を持って暮らしているというか、ピリピリした感じなど一切感じません。いつかは北欧暮らしをしてみたいと思いますね。

ヘルシンキの空港は、2時間やそこらじゃもったいないくらい、お店など見てまわるところが多くあり、また何度でも訪れたい空港の1つです。

次の記事では、ロンドンからドーハまでについて書いていきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

ではでは。





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